症例2 マウスピース矯正「ストレートライン(旧)」の治療経過

当院で行っている、マウスピース矯正法の治療例をご紹介いたします。(モニター患者様の許可を得て撮影・公開)

開始前
患者様は左上2番(写真では右上)、下の前歯部の歯並びの不正を気にされておりました。
上下の正中線(真ん中)がずれているのがわかります。
奥歯も内側に倒れこんでいる個所がありました。

虫歯・歯周病・歯並びの検査の結果、先に親知らず1本の抜歯と歯のクリーングを行い、
ストレートライン・ノーマルタイプ(2年矯正)で治療を開始いたしました。



マウスピースを3カ月分お渡しし、1週間ごとにご自分で交換します。
1日の使用時間は食事以外は使用していただきました。慣れると入れていても気にならないそうです。
ワイヤー矯正と違い、自分で入れていないと絶対歯が動きませんので
最低でも毎日15時間以上は使用していただきます。
(仕事でどうしても入れられない時でも、休憩時にほんの15分ずつでも入れていただけると効果があります)


1年後
6か月ごとに精密な型取りをしてマウスピース作成を行い、計画との誤差を修正します。

左上2番(写真では右上)の位置が前方に出て、他の歯との並びが自然になっています。
下はまだまだですが、歯並びを移動するための隙間が右下2番付近にできてきました。
このスペースを使って歯並びを綺麗にしていきます。
上と下の正中線(真ん中)が上下でほぼ同じ場所にきました。
奥歯の倒れこみもほぼ解消しました。


開始から1年9ヶ月後

ほぼ並び終わり、奥歯のかみ合わせも改善しています。
ただし正中(真ん中)が上下で1mm程度ズレが生じているので、まだ全体的に改善をする必要があります。
歯が立ちあがっている向きを変える際に、かみ合わせの変化で顎の位置に誤差が出てしまうことが原因のようです。

その後、ストレートライン製作会社の廃業のため、別のマウスピース矯正法「アソアライナー」に変更して微調整を行い、
最後に咬合調整(歯の接触点の安定のためにわずかに歯を削る)を行い終了、移動量0のマウスピースを用いて
保定に入ります。位置が安定するまでにマウスピースの使用をやめてしまうと急速に元の位置に帰ろうとするので
じっと我慢です。

感想
「マウスピース矯正では歯は動かない」という話を聞いたことがありますが、実際やってみてマウスピース矯正法で歯は動くということを実感しました。

ただし、期間・費用がかかりますので治療期間中の見た目を気にされない場合、安く矯正をしたい場合は通常のワイヤー矯正の方が簡便だと思います。

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